脚本パクへヨン(新作”私の解放日誌”放送中)
監督キム・ウォンソク(ミセン・シグナル)
制作スタジオドラゴン
放送局 tvN
放送期間 2018年3月21日~5月17日(全16話)
※ぺごぱはNetflixで視聴しました
ヒーリング系ドラマの名作と言われている「マイディアミスター」。
ヒューマンドラマ好きの方なら間違いなく好きなやつです!
暗め重めなので観たい時に観ないと辛いかもしれません。タイミングが合えば
人生ドラマになるかもしれないような素敵なドラマです。
このポスターがあまりにも有名ですよね??
ぺごぱが視聴前の勝手に想像していたストーリーは、「若い女の子がひょんなことからおじさんたちと一つ屋根の下で暮らすことになって・・・」みたいな話だったんですけど全く違います!笑
全く違ったので食い入るように一気に観た記憶。好き嫌いは分かれそうですが、好きな人は大好きだと思います。1話も70分以上あり見応えありますよ!
人物相関図
予告ティーザー
tvNホームページより 企画意図
ドラマの中の主人公の男性はすべて能力者だ。
医師弁護士の実業家のような
羨望の職業を持っていたのか、
記憶力の推理力のような
卓越した知的能力を持っていたのか、
まったく現実世界のどんな求愛も受けない
外界から来た人なのか、
何らかの方法で能力者だ。
ところで!
私たちの周りに実際にそのような能力者がいましたか。
あったとしたら、
そんな能力者たちのおかげで
感動したことがあったのか。
人に感動したい。
騒がしいわけではないが、
人間の源に深く根付いている人々。
ここにおじさんがいる。
ウロロ見えるキャリアも、羨ましいほどの能力もない。
ただ順理通り生きていくだけだ。
しかし、その中には9歳の少年の純粋性があり、
他性に染まらない鋭さもある。
人間に対する本能的な暖かさと偶然さもある。
私たちが忘れていた「人間の魅力」を見せるおじさん。
彼を見ると、澄んだ水に目と耳を洗った感じがする。
路上に溢れている一般的なおじさんたち。
ハードで情け深く見えた彼らが、
愛らしく死ぬだろう。
涙が出るように見えるが、やっと泣くだろう。
見どころ
なんと言ってもIUちゃんの演技が見どころです。あのキュートなIUちゃんがアイドル感を一切消して、本格的な女優さんとして演じてくれています。ノーメイク、髪の毛ぼさぼさ、地味な服、可愛く見せようなんて姿は全くありません。IUちゃん演じるジアンという女の子は、両親がおらず家族は祖母だけ、その祖母も障害があり会話は手話か筆談、おまけに中卒で多額の借金があるというかなり不幸な人生をおくっているのですが、たまたま出会ったパク部長と交流するようになり、変わっていく様子を丁寧に繊細に演じています。世の中の仕組みを教えてくれる人もいなかったジアンにとって、唯一の光となったんでしょうね。ジアンが初めて笑ったとき、初めて声を出して泣いたとき、観ているこちら側にもジアンの感情が届いてきて感情が揺さぶられます。ぜひ実際ご覧頂きたいです!
そしてもう一人の主役、イ・ソンギュンさん演じるパク部長。温厚な人柄で部下からの信頼も厚く、とにかく心が優しい人。ジアンのこともほっておけないのです。恋愛関係に発展させなかったのも良かったと思います。パク部長の会社の社長が大学の後輩という上下関係が逆転してしまっている中、更には妻が社長と不倫関係にあるという・・・とても悲しい立場を静かな演技で魅せてくれます。この部長、できた人なんですが何でも1人で抱え込むタイプで、自分さえ我慢すれば、自分さえ黙っておけば、事態は悪化しないし嫌な思いをする人がいないという考えかたなんですよね。そこはもどかしいです。そんなパク部長もジアンと関わることで変わっていきます。
プライベートでは三兄弟の真ん中で、無職の兄と映画監督の弟がいます。(3人とも高学歴設定ですが大企業に勤めているのは次男のパク部長だけ)
部長の部下たちも良い。この会社の部分だけ観ると「ミセン」を彷彿とさせる良いストーリーです。
ジアンに借金の取り立てをする男にチャン・ギヨンくん演じるグァンイル。彼の父親はジアンに殺害されため、ジアンに執着が強く、ときには暴行もするし救いようがない荒れた男です。チャン・ギヨンくんのこういうキャラクターを初めて見ましたが、すっごく良かったと思います!メロなキャラクターより、こういう荒くて問題を抱えていそうな役がはまっていたように思います。ぺごぱはこちらのギヨンくんが好きです。
またパク部長の兄弟はずっと出てくる主要人物なのですが、いつも一緒にいて仲がいいなぁと思いました。三男ギフンはかつては天才と言われた監督の仕事をしていましたが、やめて兄のサンフンと清掃業の仕事を始めます。長男はギフンとしょっちゅう衝突しますが結局は兄弟を大事にしているのが分かります。とりあえず毎晩お酒を飲んで地元の仲間と楽しく過ごして長男長男。無職ながらも余裕と笑いを忘れない人である。明るい長男がいてよかったねと思えます。ここの兄弟は集まる回数も頻繁。兄弟の関係、母親との関係、こちらも丁寧に描かれているので普通の人の人生をドキュメンタリーで見ている感覚になると思います。
ト社長は愛の不時着の耳やろうです。奇しくもまた「盗聴」という耳やろうのキーワードが出てきて、もしかして愛の不時着からインスピレーションされているのでは?と思ってしまいました笑
今回はとても悪い役をされていらっしゃいますよ。
ヒューマンドラマ+ハルモニ=滝涙の法則通り、ハルモニのシーンでは涙が止まらなくなったぺごぱ。深い言葉をかけてくれるんですよね、ハルモニって。このドラマを観てよかったなぁと思える一つの理由になるくらいハルモニが良いです。韓ドラのハルモニ・ハラボジの描き方はいつも唸らされます。
二十五、二十一ロスの方におすすめ
二十五、二十一の後、何を観て良いのか分からなくなっている人はいませんか?あんな大恋愛を観た後は抜け殻のようになってしまってもおかしくないと思います。実際ぺごぱもロスがひどく、今なお他の恋愛モノやコメディーモノを開封する気持ちの余裕がなく、「私たちのブルース」と「私の解放日誌」を追っています。それだけ二十五、二十一の二人が心に刺さっているんですよね。ぺごぱはなんとか新作2つを開封しましたが、「ヒューマンならいける」ことが分かったのです。これは個人差があると思いますが(実際2521のあともすんなり次にいける人もたくさんいらっしゃると思うので(^^))重めのロスの方、二十五、二十一を忘れるのではなく、気分転換のきっかけとしてはヒューマン系ドラマがおすすめです。ぺごぱはなんだかんだ毎日二十五、二十一を振り返っています。なぜならばペクイジンに会いたいから。
さて、マイディアミスターは実は二十五、二十一を彷彿とさせるところもありまして・・・
「お互いの幸せを願う」ところとかね、男女の関係で無くても成立しているところも良いと思いますのでもしよかったら、このタイミングでマイディアミスターもご視聴してみてくださいね。
日本の公式ページ
マイディアミスターも公式ページがありましたのでリンクを貼っておきますね。