英タイトル(When the Camellia BLooms)
韓国KBSで2019年9月から11月まで放送されたロマンティック・ラブサスペンス・コメディドラマ 。
全20話。百想芸術大賞でテレビ部門大賞受賞、男子最優秀演技賞にカン・ハヌル、男子助演男優賞にオ・ジョンセ、脚本賞イム・サンチュン。名作です。
この時のオ・ジョンセさんのスピーチがとても素晴らしかったので、視聴後はそちらもよかったら見ていただきたいなと思います。
ぺごぱの人生ドラマです。
辛いとき元気をもらえるような、何度でも観たくなる素敵な作品です。
人物相関図
登場人物
- オ・ドンベク役 コン・ヒョジン
名前のドンベクは韓国語で椿という意味。
田舎町でスナック”カメリア”を経営しながら8歳の息子を育てるシングルマザー。カメリアも椿の意味。
自分に自信がなく人前で気持ちを出すことができない。
あるとき警察官のヨンシクに出会い、ヨンシクからの猛烈アプローチが始まる。
- ファン・ヨンシク役 カン・ハヌル
オンサンの交番で働く警察官。
正義が強く、常にポジティブな正直者。
方言が強い。
ドンベクに一目惚れし、積極的にアプローチし続ける。
- カン・ジョンリョル役 キム・ジソク
ドンベクの初恋の人で元恋人。
有名な人気プロ野球選手。
現在は妻子あり。
- ジェシカ役 チ・イス
ジョンリョルの妻で一児の母。
SNSで充実したセレブなライフスタイルを発信している。
- ヒャンミ役 ソン・ダムビ
ドンベクが経営するスナックカメリアのアルバイト従業員。
気の抜けただらしない雰囲気で謎が多い。
- ノ・ギュテ役 オ・ジョンセ
ドンベクが経営するスナックの大家さん。
結婚8年目の妻との間に子どもはおらず、弁護士の妻は自慢であるとともに劣等感も抱いている。
プライドが高い。
オンサンの群主になりたい。
- ホン・ジャヨン役 ヨム・ヘラン
ギュテの妻で離婚専門弁護士。
町のからも一目置かれる存在。
あるひオンサンにドンベクが現れ、ドンベクに夢中になる夫の姿を見て嫉妬に燃え始める。
- ピルグ役 キム・ガンフン
ドンベクの息子。
少年野球チームに入っている。
母を守ろうとする姿は大人顔負け。
- クァク・トクスン役 コ・ドシム
ヨンシクの母。
夫が亡くなってからは女手一つで3兄弟を育てた。
ドンベクを見ていると自分と重なる部分がありほっておけない。
だが息子のヨンシクがドンベクに好意があると知って、態度が一変する。
- ジョンスク役 イ・ジョンウン
ドンベクの母。
ドンベクが7歳の時、ドンベクを捨てて所在不明となったが
認知症を患い現れる。
- ピョン所長役 チョン・ペス
オンサン交番の所長でヨンシクの上司。
あらすじ
住民はみんなが顔見知りという田舎町オンサンに、幼い息子を連れたシングルマザーのオ・ドンベクが引っ越してきて「カメリア」というスナックを開く。ドンベクの美貌もあって店は男性客が集い繁盛したが、それを快く思わない地元の女性たちは、未婚の母であるドンベクに偏見をもって接しいじめていた。
ドンベクが移住して6年余り、熱血漢の警察官ヨンシクが、故郷に赴任する。ヨンシクは偶然見かけたドンベクに一目惚れし、不器用ながらも一途にアプローチを重ねていく。
その頃、世間では6年前にオンサンで起こった未解決の連続殺人事件が、再び関心を集めていた。カメリアの壁には事件当時に殺害現場にあったメモと同じ筆跡で、ドンベク宛ての落書きが残されていた。ウィキペディアより引用
ドンベクとヨンシクの恋愛ストーリーだけじゃない感じだね!
そうなの。冒頭からえ!?って思うかもしれないよ。
恋愛ドラマはちょっとっていう人も、サスペンス展開が同時に進んでいくから
チャレンジしやすいかもしれないね。
更にはオンサンの人たちとの関係も絡んでくるのかな?
メインテーマの別ラインでヒューマンドラマも展開するって
成功すると大作になる予感!!
もちろんオンサンのお母様たちもバッチリ登場してくるからお楽しみに!
あのね、忘れてるみたいだけどこの作品は百想4冠の大作だからねー!
成功してるのですよ。観たくなったでしょ~
ご興味をお持ちの方へ ティーザーをどうぞ
ぺごぱのおすすめ
ヨンシク演じるカン・ハヌル君がかなり良いです!他の作品で彼を見たことがある人はギャップにひっくり返るかもしれません。
愛されて育ったのがよく分かる超ポジティブ思考で誠実で情に厚くお人好し、カン・ハヌル君にぴったりと言えばぴったりの役なんですが、とにかく癖が強めです。方言も強いです!
癖が強いので逆に言うとハマると癖になる、大好きになります。また表情もよくて、カン・ハヌル君の演技力の高さがよーく分かります。彼のまっすぐな台詞に何度となく心を救われ、涙を流し、そして笑顔を見るとこちらも心が温かくなる、心に届くカン・ハヌル君の姿をたくさんの人に見て頂きたいです。
ぺごぱのお気に入りはホン・ジャヨンとノ・ギュテ夫婦。ホン・ジャヨン役のヨム・ヘランさんは大好きな女優さんなんですが本作中でもかっこいいんですよー!夫に対する複雑な感情を含んだ演技で感情移入してしまう人も多いのではと思います。反対に情けないキャラクター、ノ・ギュテ役のオ・ジョンセさんも相変わらず上手くて、笑って泣ける唯一無二のギュテが仕上がっていますのでご堪能いただきたいです。
ぺごぱのお気に入りが実はもう1人、ヒャンミです。ヒャンミがね、もう本当に・・・ネタバレになってしまうので多くは言えませんが大好きなキャラクターの1人です。生い立ちが幸せとは言えず、覇気のない表情が印象的で大人になってからも平気で人のものを盗んだり、男をゆすってお金をとろうとする子なんです。でもね、視聴後は必ず彼女のことが大好きになっていると思います。
そしてピルグ!色んな作品で子役として見かけることも多いキム・ガンフンくん。本作でも涙を誘う演技が素晴らしいので必見です。
最後にオンサンの女性たち。こちらも癖強めな集団なんですが、韓ドラと言えばもう欠かせない存在ですよね。口は悪いが人情味がある、困ったときは助け合う、愛すべき世話好き集団です。
ここまでお気に入りのキャラクターをあげましたが、なんと言っても心に響くストーリーが他の作品とは別格です。韓ドラって家族・恋人・友人・職場の人・町の人、など横のつながりにもストーリーがあって、それが絡み合って構成されていることが多いですよね。本作はその人間関係がとても丁寧に描かれているので、色んなところで喜びや悲しみを共感し、勇気づけられるのです。演出がまた素晴らしく、監督・脚本家さんがこだわって作り上げたのがひしひしと伝わってくるのです。さらっと作り込まれていたりするので気づくととてもテンションがあがりますよ!
このドラマに隠されたメッセージとは
人は人の奇跡になれるのか
このドラマは派手なドラマではないのですが、ヨンシクの言葉・愛情表現によって下を向いて生きてきたドンベクが変わっていく姿に視聴者も心を動かされます。
特に最終話が素晴らしく、最後まで伏線回収があり、脚本家からのメッセージを感じられる良作です。
強く生きる1人1人は他の人の奇跡にもなりえる
まずは自分が自分を大切にしよう
この作品を観た人が励まされ、自分も誰かを励ます存在になりたいなと思えるような、百想受賞作品らしい名作です。
最後にOSTもとっても素晴らしいのですが、特に感動的なシーンに流れる曲をぜひご視聴ください。
ドラマ視聴後はこのOSTを聴くだけで胸熱になり泣けます。
John ParkさんのFoolish Love🎧
ちなみに、ぺごぱの理想の旦那さんは断然ヨンシクです!色んなドラマを観ていますがヨンシク以上のキャラクターが未だに現れませんー!