放送終了から1週間、繰り返し繰り返し2521だけを観ていました。この作品が大好きだから最終話も大好きになりたいと思ったので。イジンのヒドへの強い思いがここまで胸を締め付ける理由なんですよね。結果、ep15/16も消化できました!イジンとさよならしようとしないで、大好きなイジンの成長ドキュメンタリー(ヒドは失ったけど得たものもたくさんある)と思って、これからは見返していけるかなと思います!
追記:やっぱりOST二十五二十一の歌詞を見ると大納得の大傑作だと思いました。
感想
毎週楽しみしていたドラマが遂に終ってしまいました。最終話も約90分で見応えありでした。
結論から言うと、大好きです!(めちゃくちゃ賛否あるようですがぺごぱは大好きです!)
1回目より2回目、3回目と観る程に胸に響いてくる最終話だったと思います。
このドラマは最初から「神演出・神脚本」と韓ドラ好きの人たちを沸かせていましたが、二人が付き合い始めてから、なんとなくこの先のお別れが見えてきて・・・
本国・日本共に2521ファンのSNSを見ても、それをどうしても否定したい気持ちがものすごく強く感じられました。サスペンスドラマではなく「青春ドラマ」なのにこんなに考察祭りになったことってあったでしょうか。画面に映るものからの伏線がしっかりある、ハッピーエンディングにつながる素晴らしい考察もたくさんあり、考えている人たちみんなすごいなぁと、すごく楽しませて頂きました。ぺごぱもできることならヒドとイジンには、いったん別れることになってもまた一緒に生きる未来があればいいなぁと願う一人だったので。でも思い出すのは制作発表のときの監督やテリちゃんの言葉。「時代に青春を奪われた若者5人の愉快で美しく、時には悲しい青春ドラマ」「注目ポイントは”過ぎた”ということ。永遠なものはないけど、その瞬間はすごく輝いていたというノスタルジアを感じられる」と。
最初からそう言っていたのに、13話かけて丁寧に描いた青春時代がとんでもなく良くて、私たち視聴者はこのままヒドとイジンの幸せが続いてほしいと強く強く願ってしまったんです。この二人が試練を乗り越えられない訳がないと信じてしまったのです。本作がゴールにしているところはそこではないのに。
私たちの心を魅了した若者5人が演じた青春時代は、今思い返しても好きなシーンばかり。どの一瞬も本当にかけがえのない時間を過ごしていた彼ら。(想像で涙崩壊)
その瞬間を覚えているからこそ、最終話の現実を突きつけられたときのショックの大きさたるや。嘘でしょ、お互いに愛しているのに別れちゃだめだよ、考え直して、と心底思いました。でもね、これこそが制作陣の狙いだったのではないでしょうか。人生って嬉しく幸せなことや辛く悲しいことが次から次へと毎日繰り返されていく、ヒドとイジンの完璧な愛の物語でさえも人生の一部に過ぎない。時には過ぎ去った日を思い出しながら、そうやって人は新しい人生を生きていくのだって言ってるような気がしました。
とにかくぺごぱは没入感がすごかったので、最終話は観るたびに胸が苦しくなりました。でも大好きな作品になりました。好きなシーンは山ほどありますが、一番最初に心を掴まれた(もうこれが見れただけでも価値があると思わせてくれました)2話のラストシーンはぺごぱの韓ドラ歴の中で圧倒的ナンバー1となる大好きなシーンとなりました。
「絶対に幸せになりません」「期待はしません」と言っていた22歳のペクイジンが、ヒドと出会ったことで笑えるようになり、自分も成功したいと思えるようになった。そして記者になり、悲惨な状況の中にいても世の中に希望を持ちたいと思えるようにまでなったイジン、ぺごぱはもう胸がいっぱいなのです。そこに導いたのは紛れもなくヒド。別れたから終る単純な「愛」ではなく、たとえ離れていても心はどこかで繋がっている、お互いを思い、応援できる二人だけの特別な「愛」があったのではないかなぁと思います。
とにもかくにも最終話、ペクイジンことナムジュヒョクの表情が素晴らしいので
ぜひ潤んで揺れるペクイジンの目をしっかりと見て下さいませ。
あらすじ
ニューヨークから帰国したイジンと海外の試合から帰国したヒドのキャリーバッグが入れ違ってしまい、気づいたイジンが空港に戻るも自分のキャリーはカウンターに預けられていて(ヒドから直接連絡がないことで会いたくないのだと察するイジン)ヒドの荷物もカウンターに預ける・・・ように見せかけて自分でヒドの自宅に届けるイジン。「(預けて帰ることが)できなかった」とヒドに言うが、ヒドからは別れようと言われてしまう。「出会ったこの場所で別れるのか俺たち?」と言うイジンの顔、切なくて胸が締め付けられます。行くねって家に戻ったヒドでしたが、ヒドもやはり辛くて泣いています。
ある日の飲み会で携帯を水没させ新しく買いに行くヒドでしたが、カップルプラン解約のためにお互いのサインが必要になりまたイジンと会うことになる二人。解約所にサインする二人はまるで離婚届を書いているように見えました。(これ、演出ですよね)解約後の帰り道あのトンネルで言い合う二人。イジンは別れに納得していないのです。辛い気持ちを伝えてもらえずイジンとの距離を感じて別れを選んだヒドでしたが、イジンのいた環境があまりに残酷な場所だったのです。ヒドは辛さを分けてほしいのに対して、イジンは自分の辛さでヒドまで辛くになって欲しくないと考える人。ここですれ違いが生じてしまったんですよね。「良いときだけ愛で辛いときはお荷物よ」というヒドの言葉は、ヒドの為に黙って過酷な仕事をしてきたイジンにはかわいそうに思えました。どちらも悪くないんですけどね。
「急にいなくなっても応援できて、離れてても心は近くに」(公衆電話のときですね)そう感じたヒドはイジンを手に入れたくなったけど、手に入れたら変わってしまったって。(イジンかわいそう)
「俺を理解する気は無い?」(そりゃ言うよね)その後「後悔するなよ」はイケメンなイジンじゃないと言えないなと思いました。結局喧嘩別れする二人。
フェンシングの練習中に倒れるヒド。目が覚めたら病院のベッドにいました。別れ方に後悔しているヒドは日記帳に「本当に伝えたかったこと」書く。(この日記帳はその後紛失します)
出国前日にイジンの元に届くヒドの紛失した日記帳。そこにはヒドがイジンとの旅行を楽しみにしていたこと、自宅に帰ったと思っていたのに旅行先に一人で行っていた事実、イジンを応援する気持ち、自分の応援がイジンに届かなくなったことが書かれていた。涙を流しながら読み進めるイジン。最後に書かれていたのは入院中に書いたヒドからイジンへの最後のメッセージでした。
出国当日、スンワンから連絡をもらったヒドはイジンの元へ走り出す。イジンもまた、ヒドとの別れ方がこれではいけないと思って走り出す。バス停でヒドを見つけたイジンのそこからの一連はナムジュヒョクに拍手の演技です!「お互いに苦しむのはやめよう」泣きながら抱きしめ合って最後のお別れをしました。(こんなに愛であふれているのにお別れを選ぶ二人、切ない。正直イジンは耐えられたと思うのですよね・・・ぺごぱはイジン大好きなのでイジンの愛はそれぐらい深いものだと信じています)
時代は進み一気に7年後。UBSの若きアンカーとして韓国にイジンが戻ってきました。(かっこ良すぎるイジンですね)
ヒド・ユリム・スンワン・ジウンがスンワン父のお葬式で再開していたのですが、さらっとヒドが既婚者だって言ってました。さらっと。
後からイジンも来ていたけど、ヒドの近況は聞きたくない様子でした。
さてユリムとジウンですが、ジウンがやっとユリムにプロポーズしました!「僕にできることは君を愛すること」ってジウンは高校のときから全く変わらず素敵です。この二人とヒド・イジンの違いは、やっぱり苦しいこと辛いことを共有できるかどうかだったのかな。ということは、ぺごぱはイジンはそこまで悪くないと思っていたけど原因を作っていた側だったのかもしれません。
サンフランシスコで金メダルを取ったヒドと、あの中継で再開するイジンのシーン。(途中でぶっ込まれたので何??何??と憶測を呼んだあのシーン。)やっと話がつながりました。
最終話で再び観ると感極まるシーンでした。
別れた7年間の間にイジンはニューヨークで特派員として、ヒドはフェンシング選手として、新しい人生をスタートさせていましたが、顔を見れば思い出す青春の思い出。お互いがお互いを支えていた、二人で一緒に幸せを求めていた、一度は心を通わせた、輝いていたあのころの記憶。回想シーンはもうダメですよね。(ぺごぱは泣きましたよー。)そしてフェンシングを引退するヒドの記者会見に切り替わり、時代は現在へ。
イジンがバイトしていた貸し本屋さんのおじさんが突然出てきて、まさかのあのヒドの日記帳を持っていたのです。ごめんじゃすまない気がしたけど、”ごめん”ってヒドの自宅に届けに行ったおじさん。時を経てヒドの元に戻った日記帳にはあのときのイジンからのメッセージがありました。
イジンからヒドへ
俺もあんなことを言うつもりはなかったヒドや、ごめん。お前は俺が一番辛いときに立ち直らせてくれた。お前なしじゃここまで来られなかった。
俺を笑顔にさせた。二人だと何もなくても全てを手に入れた気分に。
完璧な幸せが何か分かった。
お前の愛のおかげで俺の人生が、あり得ないほど輝いたよ。本当にありがとう。
バイバイ、ナヒド。
ヒドからイジンへ
ペクイジン、あなたは存在だけで私を癒やしてくれた。独りで成長して孤独だった私を温かく抱きしめてくれた。
自分を信じられないとき私を信じるあなたを信じた。だからやり遂げたの。
あるときは一緒にいるだけで全てが完璧だった。
あなたに愛を教わり、別れとは何かを学ぶ。
全身全霊で愛した。バイバイ、ペクイジン。
トンネルで本当に伝えたい言葉を言えず別れたことがずっと気になっていたヒドでしたが
やっとトンネルに置き去りにしていたイジンとお別れし、イジンを送り出すことができたんんですね。
誰にも言えない昔のしこりのようなものって誰にでもあるのではないでしょうか。
現在のヒドの言葉
全てが手に入ると信じていた
多くを手に入れたかった
愛も友情も手に入れたと錯覚してた
最後のヒドのナレーション
振り返ると全てが試行錯誤の日々
永遠だと言い張った瞬間
私はその錯覚が好きだった
それでも手に入れたものが1つはあった
あの年の夏は私たちのものだった
気になっていた最後を飾るOSTは「With」でした!!涙
大好きだよ~ヒドイジン!
大好きだよ~みんな~~~
イジンのチャギヤで幸せをもらいました
大好きだよペクイジン~
2ヶ月間、最高に楽しい週末を届け続けてくれてありがとうございました。
二十五、二十一を愛しています。何度でも観たくなるドラマになりました。
イジン・ヒド・スンワン・ユリム・ジウン、みんなが最高でした。
ちなみに最後のエピローグは、検索ワードのバロでしたね笑
初恋の人は?「ナ・ヒド」って良いね!
ちなみに韓国で言う「初恋」の定義は、初めて付き合った人ではなくて、「初めて本気で愛した人」なんですって!
ドラマタイトルにもなっている二十五二十一の歌詞
”あの日の海はすごく優しかったよね”
ここで我らはもう「あの日の海」(EP10)を思い出して号泣ですよね・・・
”君の声も 君の瞳も 切ない君の体温さえも
思い出そうとすればするほど遠ざかっていくのに”
”あの時はまだ 君の美しさに
今みたいに痛いほど気づけなかった”
”永遠だと思っていた二十五、二十一”
作中の最も幸せな瞬間であろう2つのシーンでしか使われていないこの曲は、やっぱりとっておきの曲でした。
二十五、二十一のOSTが発売されました!
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